オススメの2冊




言語記号糸と主体 戦後日本の社会学

図書館でおもしろい本を見つけた。

前野佳彦著、「言語記号糸と主体 一般文化学のための註釈」、
言叢社、2006年03月刊、3,800円。


学術書なんだろーけど、なんてゆーか、示唆に富む炸裂の「長編詩」!
今、そんな感じで読んでるとこ。
もう、ウキウキしちゃってて、たまらんですよ♪
こんなコーフンは何年ぶり頭?って感じ。(笑)


あと、これと一緒にいま併読してるのが、こっち。

富永健一著、「戦後日本の社会学 一つの同時代学史」、
東京大学出版会、2004年12月刊、6,200円。


学生時代、社会学を専攻してたんだけど、
「社会学史」の本を読んでて、どーしてこう、
日本の社会学の状況変遷を描いたものがないんだろう?って、
いっつも思ってたのね。

「そもそも、アッシはどんなポジションで社学を学んでるんだ?」って、
そーゆーギモンに応えてくれる本がホント無かった。

しかも「家族社会学」とか「都市社会学」とか、
連辞符社会学(富永の整理では「領域社会学」)がメインの大学で
僕は理論社会学とか、一般理論の方に興味があったんで、
その辺のシリの座りの悪さとゆーか、
もの足りなさ、我が身の異端さを感じながら、

あと、マルクス主義系列の流れなんかとも、
その、ごちゃまぜ感(モザイク的な異質性のちりばめ感)が
ずいぶんあって、立脚点がよーつかめんかった。

なんで、なーんとか、この辺をスパッと綺麗に片付けてくれんもんかなぁ?と、
そーゆー社会学史の「日本の状況」を描いた参考書が
ホント欲しかった。

で、まぁ、いま前半1/4くらいを読んだトコなんだけど、
その辺のもやもやをスパーン!と、この本が
きれーに整理してくれとるんだわ。
気持ちイイ!ってくらいに。

ま、確かにある種の「回顧録」って面も否めないんだけど、
その辺は、ごくフツーに「先代が語ってたところによれば・・・」的に
読む方が了解してればいいだけのことで。
別に客観性がどーのこーの、とゆー
問題はぜんぜんナシで。

ただ、やっぱ、こーゆー本を求めていたところに
ジャストフィット!って仕事には、ホント、感謝と脱帽。
これを「学史」の参考書として読める
今の学生は幸せだなぁ、と思う。

ま、根が浮気性なもんだから、
両方とも最後までちゃんと読むか判らんけど、
この2冊読んでて、ドバン!とおもしろい
イメージがもらえればラッキィかな?と。

片方は硬質の「メタ抒情詩」、もう片方は平易な「叙事詩」。
今、そんな感じで読んでるトコッス。


***

2冊とも手元に欲しいって気もするんだけど、でも、3,800円に、6,200円!
二つあわせてきれーに1万円なんてカネは、どーころんでも出ないわけで。
それだけが残念で無念なトコかな。(笑)